毎年、世界の平和と自分がこの世にいることを考え直す日です。
ということで?このお話。
先月28日に映画「夕凪の街 桜の国」が公開されたので見に行ってきました。
この映画はこうの史代さんの同名のマンガが原作です。
原作者のこうの史代さんはコミティアで二度ほどお見かけしましたが、作品の雰囲気どおりのやさしそうな方でした。
ストーリーは広島の原爆投下から13年後(原作では10年後)のお話「夕凪の街」と、現代のお話「桜の国」の2部構成。
原爆がテーマといっても、その悲惨さを表に出した怖い作品ではなく、原爆によって人生が変わってしまった人々の哀しさを、静かに訴えるお話です。
大好きな作品だけに映画化に少し不安もありましたが、見てよかった…、としみじみ思う映画でした。
主題である原爆の話だけでなく、数世代にわたって語られる恋人達の愛、家族愛がよかったです。
この夏、多くの人に見てもらいたい映画です。
以下ネタバレを含んだ感想をば。
あ、そういやこの映画にセガが関わっていたのには驚きました
「夕凪の街」が原爆投下から13年後だったりと細かいところで違いはありますが、基本的に原作のイメージを壊さないストーリー展開でした。
ちゃんとカープネタもありましたし(^^。
回想シーンが多い映画ですが、原作を読んで無くても時間の流れはわかりそうな作りです。
よかったのが、どの役者さんもマンガのキャラのイメージ通りだったこと!
ヒロインを演じた麻生久美子の儚げな皆実、田中麗奈の元気いっぱいの七波をはじめ、ボケかかった?旭や東子ちゃんなどのサブキャラもぴったりでした。
「夕凪の街」は、結末を知ってるとはいえ最期はとても悲しかったです。
皆実の『原爆を落とした人はわたしを見て「やった!また一人殺せた」と、喜んでくれとる?』のセリフは原作でも衝撃でしたが、実写だとさらに哀しく感じ、涙が出ました。
桜の国は原作どおり夕凪の街よりは明るい感じですが、徐々に自分のルーツを知っていく七波が生き生きとしていてよかったです。
そうそう、原作には無かったエピソードで、髪飾りが時代を超えて女性達に受け継がれていくのはとてもいいアレンジでした。
帰ってから原作をもう一度読み直しました。
薄い本なのに、読むたびにいろいろ考えさせられる作品です。
しばらく広島には行ってませんが、映画を見て機会を作って行ってみようかなと思いました。
ほとんど東京で育った自分ですが、やはり故郷は広島だと思ってますので…。
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